「安曇野に40年も通って描いていると、
描くものを見つけるのが、益々難しくなってきている。
描こうという意欲は、描けるだろうか？――やってみよう！
というチャレンジ精神に支えられているので、
新しい刺激をくれる状況に出会わないと、描く気になれないからだ。
それでも総ての作品を、その時その場で描き上げるという制作を貫いて、
今回も一日10時間も立って描き続けた日があった。
吹雪の日もあるし、風速20m近い強風の中で筆を動かす日は、
かなりの体力も必要で75歳を過ぎ、
今や体力の限界への挑戦ともなっている。
この吉祥寺６月の個展は39年連続で、
はたして何時まで続けられるか、ギネスものになってきている。
厳しくも清澄な安曇野の様々な表情をお楽しみください。
安曇野の春、秋、雪の風景画を中心に新作30点、
人物画、静物画もご覧ください。」
髙井眞氏。
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