3/2(木)〜3/8(水) 12:00 〜 18:00 (最終日は 17:00まで)
油画科出身の柏田彩子は、合板を自由な形に削り出し、 不定形な絵画作品を作っています。 陶片のようにも見える丸まった形は、時間の経過に摩耗した形を意識しており、 そこに描かれるものは時に擦れ、具体的なものが読み取れない事もあります。 描きたい、という欲求と、摩滅させたい、 という欲求のせめぎ合いで生まれる画面ですが、 あえて不完全にすることで、 見る人の想像力をかきたてたいという試みでもあります。 今回の展示では、変形作品、タブローのほか、 紙を支持体とした新シリーズも展示いたします。